欧州最大のデジタル資産運用会社であるコインシェアーズ(CoinShares International Limited)が、米国のナスダック市場への上場計画という画期的な発表を行いました。この動きは、特別目的買収会社(SPAC)であるVine Hill Capital Investment Corp.との12億ドル(約1800億円)規模の合併を通じて実現されます。
この取引により、コインシェアーズは約100億ドル(約1兆5000億円)の運用資産を持つ、世界最大級の純粋なデジタル資産運用会社として公開市場に登場することになります。
取引は2025年の第4四半期末までに完了する見込みで、完了後にはコインシェアーズとVine Hillの証券は、新しく設立される統合会社「Odysseus Holdings Limited」の株式と交換されます。
世界最大の市場、米国への進出
コインシェアーズはすでにスウェーデンのナスダック・ストックホルムや米国の店頭市場OTCQXで取引されていますが、今回のナスダックへの直接上場は、単なる取引所の変更以上の意味を持ちます。同社はこれを、世界最大の資産運用市場への飛躍と位置づけています。
コインシェアーズの共同創業者兼CEOであるジャン=マリー・モネッティ氏は、「この取引はコインシェアーズにとって戦略的な転換を意味し、グローバルリーダーシップへの我々の野心を加速させるものです」と述べています。さらに、「米国は今やデジタル資産分野の中心地であり、ここでの上場は、世界の運用資産の半分以上を占める世界最大の資産運用市場での機会を捉えるためのものです」と付け加えました。
市場でのリーダーシップと財務力
コインシェアーズは、ブラックロック、グレースケール、フィデリティに次ぐ世界第4位のデジタル資産ETP(上場取引型金融商品)の運用会社としての地位を確立しています。特に欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域では34%の市場シェアを誇り、トップの座を維持しています。
同社の報告によると、過去2年間で運用資産額(AuM)は、良好な市場価格、新商品の投入、そして力強い純資金流入に支えられ、200%以上も急増しました。
Vine Hill社のCEO、ニコラス・ペトルスカ氏は、「コインシェアーズは、市場でのリーダーシップ、拡張性のあるビジネスモデル、そして高い収益性という、我々が高価値の投資に求めるすべてを体現しています。米市場へのアクセスが加わることで、止められない成長エンジンが生まれるでしょう」と高く評価しています。
次の成長段階へ
2021年には4つの商品しかなかったコインシェアーズですが、現在では暗号資産ETP、インデックス、デジタル資産エコシステムに関連する株式商品など、32の商品群へと多様化させています。
米国の規制の明確化が進み、トークン化やオンチェーン金融商品への投資家需要が加速する中、ナスダック上場はコインシェアーズに新たな資本への直接的なアクセスをもたらすことになります。この取引が成功すれば、コインシェアーズは伝統的な投資家と急速に進化するデジタル資産経済とを結びつける、世界的な架け橋としての地位を確固たるものにするでしょう。
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コインシェアーズのような業界のリーダーが、世界の金融の中心である米国市場に上場するというニュースは、デジタル資産(暗号資産)市場がいかに成熟し、その将来性が期待されているかを明確に示しています。
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