個人投資家が未公開株(IPO前)にアクセスできる時代が到来!

これまで「富裕層や機関投資家だけの特権」とされてきた、有望な未公開企業への投資。そんな常識を覆す、画期的なニュースが飛び込んできました。

株や暗号資産(仮想通貨)の取引アプリで知られる米国のフィンテック企業ロビンフッドが、個人投資家でも未公開企業に投資できる新しいファンド「Robinhood Ventures Fund I(RVI)」の設立計画を発表したのです。これは、私たちの資産形成のあり方を大きく変える可能性を秘めています。

なぜ今、未公開株が注目されるのか?

ロビンフッドによると、米国の上場企業数は2000年の約7,000社から現在では約4,000社へと大きく減少しています。その一方で、未公開企業の価値は増大し続けており、米国だけでもその市場規模は10兆ドル(約1,500兆円)を超えると推定されています。

つまり、大きな成長の可能性を秘めた魅力的な企業の多くが、株式市場に登場する前にその価値を高めているのが現状です。ロビンフッドのCEOであるヴラド・テネフ氏は、「かつてはエリート層だけが投資できた機会に、一般の人々も投資できるようになる」と述べ、この新しいファンドへの期待を語っています。

Robinhood Ventures Fund I (RVI) のポイント

  • 個人でもアクセス可能: ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場予定で、承認されればロビンフッドなどの証券会社を通じて誰でも取引が可能になります。
  • 将来性のある企業に投資: 各業界の最先端を行く、将来有望な未公開企業が投資対象となります。
  • 長期的な視点: 企業が株式公開(IPO)した後も、長期的に保有を続けることを目指します。

絶好調のロビンフッド、その勢いは暗号資産にも

この画期的な発表を行ったロビンフッド自身も、現在非常に好調です。

  • S&P500種株価指数に採用: 2025年9月、米国を代表する株価指数であるS&P500の構成銘柄に選ばれました。
  • 株価は年初来で150%以上上昇: 投資家からの高い期待が株価にも表れています。
  • 好調な決算: 2025年第2四半期の収益は前年同期比45%増の9億8,900万ドルに達し、特に暗号資産関連の取引収益が65%増加するなど、力強い成長を見せています。

さらに、2億ドルを投じて暗号資産取引所Bitstampの買収を完了させるなど、デジタル資産分野への展開も加速させています。

新しい投資の波に乗り遅れないために

ロビンフッドの今回の動きは、金融の世界がよりオープンになり、個人投資家にも新たなチャンスが広がっていることを象徴しています。未公開株投資だけでなく、AI関連スタートアップへの巨額の資金流入や、現実資産のトークン化、DeFi(分散型金融)といった暗号資産分野の進化など、投資の世界は常に新しいトレンドが生まれています。

このような変化の速い時代に、未来の資産を築くためには、信頼できるプラットフォームでいち早く準備を始めることが重要です。

残念ながら、ロビンフッドのサービスは現在、主に米国向けですが、日本国内でも新しい資産形成の第一歩を踏み出すことは可能です。特に、ロビンフッドの成長を支える要因の一つでもある暗号資産(仮想通貨)は、将来性のある投資分野として注目を集めています。

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