ソラナ創設者がミームコインを「デジタルの残飯」と一蹴!激しい論争の裏でソラナが儲かるワケとは?

ソラナ(Solana)といえば、高速・低コストで知られ、今最も勢いのあるブロックチェーンの一つです。そのソラナがミームコインブームの最大の受益者であることは周知の事実。しかし、その共同創設者であるアナトリー・ヤコブレンコ氏が、ミームコインやNFTを「デジタルの残飯(digital slop)」と表現し、大きな物議を醸しています。

なぜ彼は、自らのプラットフォームに莫大な利益をもたらす存在を、これほどまでに痛烈に批判したのでしょうか?

この記事では、ヤコブレンコ氏の発言の背景と、仮想通貨コミュニティに広がる波紋、そしてソラナが抱える「矛盾」について詳しく解説します。

「ミームコインは本質的な価値がない」創設者の衝撃発言

発端は、ヤコブレンコ氏がX(旧ツイッター)に投稿したコメントでした。

「何年も前から言っている。ミームコインやNFTはデジタルの残飯であり、本質的な価値はない」

この発言は、人気ブロックチェーン「Base」の創設者ジェシー・ポラック氏との議論の中で飛び出したものです。ミームコインやNFTの価値の源泉について、ポラック氏が「コンテンツ自体に価値がある」と主張したのに対し、ヤコブレンコ氏は「価値は市場の価格発見によって決まるだけだ」と反論しました。

さらに彼は、これらのトークンをスマートフォンの無料ゲームでよく見られる「ガチャ」に例えました。

ミームコインはアップルの「ガチャ」と同じ?

ヤコブレンコ氏は、「アップルの売上も、ガチャがなければ微々たるものだろう」と述べ、ミームコインがなければソラナが現在の地位を築けなかったことを認めつつも、そのビジネスモデルを皮肉りました。

「ガチャ(海外ではLoot Box)」は、ゲーム内でアイテムなどをランダムで入手できる仕組みです。プレイヤーは繰り返し課金することでより良いアイテムを狙いますが、何が手に入るかは運次第。この射幸性の高さや透明性の欠如から、一部の国では規制当局の調査対象にもなっています。

ヤコブレンコ氏は、ミームコインの熱狂もこれと同じ構造であり、本質的な価値に基づいたものではない、と指摘したかったのかもしれません。

コミュニティから噴出する批判の声

この発言に対し、仮想通貨コミュニティからは厳しい批判が相次ぎました。

  • 「自分のユーザーを馬鹿にしている」: XユーザーのCaps氏は、プラットフォームの成功を支えているユーザー層を嘲笑していると非難しました。
  • 「無価値と信じながら宣伝するのは不快だ」: 仮想通貨コメンテーターのKarbon氏は、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏の慎重な姿勢と比較し、「無価値だと信じているものを積極的に宣伝するやり方はさらに不快だ」とヤコブレンコ氏の姿勢を問題視しました。

創設者自らがエコシステムの主要なエンジンを否定するような発言をしたことで、コミュニティに大きな動揺が広がっています。

それでもソラナはミームコインに依存しているという現実

ヤコブレンコ氏の発言とは裏腹に、ソラナがミームコインに大きく依存している事実はデータが示しています。

インフラ企業Syndicaによると、2024年6月時点で、ソラナネットワーク上の分散型アプリ(DApps)収益の実に62%をミームコインが占めています。
さらに、2024年前半にソラナが記録した16億ドル(約2500億円)もの収益の大半は、ミームコイン関連の活動によってもたらされたものです。

この収益の多くは、ミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」や、そこで生まれたコインを取引する「PumpSwap」から生まれています。最近では競合の「LetsBONK.fun」も台頭しており、ソラナ上でのミームコインエコシステムは依然として活況を呈しています。

まとめ:投機と実用性のジレンマ

ソラナ共同創設者ヤコブレンコ氏の「デジタルの残飯」発言は、仮想通貨市場が抱える大きなジレンマを浮き彫りにしました。

  • 創設者の本音: ブロックチェーン技術の長期的な発展や実用的なユースケースを追求したい。
  • 市場の現実: しかし、現在の収益やユーザー獲得は、投機的なミームコインに大きく依存している。

この皮肉な状況は、ソラナだけの問題ではありません。多くのプロジェクトが、投機的な熱狂と、技術的な価値創造との間で揺れ動いています。
私たち投資家は、ミームコインへの投資を検討する際に、こうした背景やリスク、そしてその熱狂が「ガチャ」のようなものである可能性を理解しておくことが重要です。


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