トランプ氏関連のトークンとして、先週鮮烈なデビューを飾ったWorld Liberty Financialの「WLFI」。一時は0.30ドルを超え、評価額は300億ドルに達するなど市場の熱狂を集めましたが、その後は急激な売りに見舞われ、時価総額は43億ドル付近で落ち着いています。
この大きな価格変動に対し、プロジェクト側は供給量を管理するための対策を打ち出しました。それが「買い戻し&バーン」プログラムです。
供給量を減らす「買い戻し&バーン」の現状
このプログラムは、取引から得られる流動性手数料を使い、市場からWLFIを買い戻して永久に流通しないようにする(バーンする)ものです。これにより、トークン全体の供給量が減少し、希少価値を高める狙いがあります。
すでに約4,700万WLFIがこのプロセスでバーンされましたが、これは現在流通している供給量の0.2%未満に過ぎません。規模としてはまだ小さいものの、プロジェクトが継続的に供給量を管理していくという強い意志の表れと見ることができます。
目前に迫る4.8億ドルのロック解除
市場が固唾を飲んで見守っているのが、9月に予定されている大規模なトークンのロック解除です。初期投資家向けに割り当てられていた約4億8,300万ドル(約715億円)相当のWLFIが市場に放出される可能性があります。
この新たな供給が、すでに不安定な価格にどのような影響を与えるのか、多くの投資家が注視しています。
現物市場と並行して、デリバティブ(金融派生商品)市場も非常に活発です。先物の建玉(未決済の契約数)は過去1週間で50%以上も増加。これは、今後の価格変動を見込んだ取引が激増していることを示しています。
大口投資家も餌食に、ボラティリティのリスク
WLFIのローンチ直後の激しい価格変動では、大きな損失を被った大口投資家(クジラ)も少なくありません。レバレッジを効かせていたロングポジション(買い持ち)が強制的に清算され、たった一度の取引で100万ドル以上の損失を出した例も報告されています。これは、特に新しいトークンの取引初期における信頼の薄さがもたらすリスクを明確に示しています。
WLFI市場の”今”
WLFIの価格は現在0.18ドル台で取引されており、この24時間でも20%近く下落するなど、売り圧力が強い状況が続いています。一方で、24時間の取引高は約21.9億ドルと依然として高く、価格が調整局面にある中でも流動性が維持されていることがわかります。
- 現在の流通供給量: 約246.6億 WLFI
- 最大供給量: 1,000億 WLFI
また、ガバナンス(プロジェクトの意思決定)においては、特定のウォレットが大きな影響力を持つのを防ぐため、議決権への参加が5%に制限されています。
総トークンのうち約15〜25%は、トランプファミリーの保有分を含め、現在もロックされており取引できません。これらのロックされたトークンが、将来的に市場へどのような影響を与えるかも注目点のひとつです。
今後のWLFI、どう向き合う?
鳴り物入りで登場し、ソーシャルメディアでも大きな話題を呼んでいるWLFI。継続的なバーンによる供給量削減の取り組みがある一方で、大規模なロック解除という明確な売り圧力も控えています。
このような価格変動が激しく、話題性の高い銘柄を取引する際には、何よりも信頼性が高く、安全な取引所を選ぶことが重要です。特に日本の投資家にとっては、万が一の際にも日本語でサポートが受けられる国内の取引所が安心です。
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